株式投資のいろはにほへと

投資で気になったことのメモ書き

72の法則の導出

72の法則とは

72の法則とは資産が倍になるまでに必要な期間、または必要な利率を大雑把に求める数式のことです。

\displaystyle
n \times r = 72
 n : 年数、 r:年利(%))


例えば、年利3%で資産が増えていくとき、今の資産が倍の金額になるために必要な年数は

\displaystyle
n = \frac{72}{3} = 24 年

と、概算値を求めることができます。
厳密に求めると23.44年なので、簡単に計算できる割に良い近似値を得ることができますね!

なぜ、この式で求めることができるのかを導出してみます。

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PERと成長率の関係性

概要

PERは時価総額(株価)を純利益(一株当たり利益)で割ることで求めることができます。

\displaystyle
PER=\frac{時価総額}{純利益}=\frac{株価}{一株当たり純利益}=\frac{P}{EPS}


上の式は見慣れたものだと思いますが、実はPERには「成長率」もパラメータとして組み込まれています。
つまり、企業の成長率の高さ/低さがPERという数値となって現れてくるということです。
これは直感でもわかりやすいと思います。 成長著しい企業だとPERが数百倍になるほどの株価がついていたり、成長性がない銘柄のPERは低いまま放置されていますからね。
今回はその成長率がPERにどのように組み込まれているのか説明します。

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